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Rd.3 富士24時間レース

2026年6月7日

2026年 6月 5日(金)~ 6月 7日(日)

静岡県の「富士スピードウェイ」 において、「スーパー耐久シリーズ 第 3 戦 富士 24時間レース」が開催されました。

 

レースレポートをご報告いたします。

 

日本で唯一、かつ、年1回の開催となる 24時間レースです。

長いレースのため、レギュラードライバーに加え、2名のゲストドライバーを迎えた 6名の体制で戦いました。

 

「#65 odula TONE 制動屋 ROADSTER」

A : 伊藤 裕仁

B : 池田 拓馬

C : 稲垣 知博

D : 山市 遼平

E : 平田 剛

F : ニノ高橋

 


年に一度の大きなイベントでキャンプをしながら観戦できるということで、キャンプ目的に来られるお客様もいらっしゃるようです。

そのため、一般のお客様は金曜日の朝からの入場であるにもかかわらず、木曜日のお昼には既に入場ゲート前に多くのお客様が並ばれている光景が見られました。

 

今回の入場者数は以下の通りです。

 

64,900人 (前年比+121.3%)

6/5(金) 6,600人

6/6(土) 31,800人

6/7(日) 26,500人



今回はST-5Rクラスに8台がエントリーしました。

 

Car No

Car Name

27

Maple Hiroshima MAZDA ROADSTER

50

LOVEDRIVEロードスター

65

odula TONE 制動屋 ROADSTER

88

トレジャーワンwith 村上モータースMAZDAロードスター

89

村上モータースMAZDAロードスター

120

倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER

610

KOSHIDO RACING ロードスター

888

Fets高砂NIWA Racingロードスター

 

今回は全クラス合わせると 62台 のエントリーとなり、様々な車両が混走します。

 

 


Free Practice(S耐 公式練習日) 6/4 (木)

 

天気は曇りでしたが、過ごしやすい気候のなか練習日を迎えました。

 

この日は以下のスケジュールにて、ドライバー 6人でシェアしながら本番に向け練習走行を行いました。

 

09:50 ~ 11:20  STMO専有走行 1回目(90分)

14:50 ~ 16:20  STMO専有走行 2回目(90分)

19:00 ~ 20:00  夜間練習走行(60分)

 

 

09:50 ~ 11:20  STMO専有走行 1 回目

 

90分間 の走行枠を一人あたり15分でシェアしながら走行を行いました。

 

練習のため、走行マイレージが多い中古のタイヤでの走行となりました。

 

しかし、この条件でも池田はチーム内最速タイムとなる 2’06.292 を計測

この走行枠ではクラス 4番手 のタイムとなりました。

 

65号車 を含むクラス上位4台のタイム差は1秒以内に入る接戦でした。

 

チームやドライバーの雰囲気は良く、ゲストドライバーも含めて、様々な意見を出し合いながら練習走行を進めていきました。

 

池田も自分の走行後に次に乗るドライバー陣にアドバイスを伝えたり、エンジニアとの意見交換などを積極的に行っていました。

 


14:50 ~ 16:20 STMO専有走行 2 回目

 

こちらも 1回目の占有走行と同じような条件での走行となりました。

 

Aドライバーの伊藤選手が 2’05.300 を計測しクラス 2番手のタイムとなりました。

池田は 2’06.291(0.991秒差)でチーム内 2番手タイムを計測しました。

100Rで前の車両に引っかかってしまいましたが、車のバランスは良いことは確認できました。

 

池田は、他のドライバーの走行中にはモニター(*1)にて走行を確認し、その後アドバイスをするなどチーム全体としての底上げに尽力していました。

*1:練習中は車内のカメラにてリアルタイムにて走行の様子がモニタリングしています。

 

 

19:00 ~ 20:00 夜間練習走行

 

今回は 24時間レースということで夜間走行があります。

5月 14日に「富士スピードウェイ 公式テスト」として夜間走行もありましたが、

今回も夜間走行の習熟とペースの確認を目的に走行しました。

 

計測 1周目、ニノ高橋選手がドライブ中にまさかの事態が発生してしまいました。

 

トラブルによりスロー走行していた車両に別の車両が追突。

運悪く、そのすぐ後ろを走っていた #65 も巻き込むアクシデントとなってしまいました。

赤旗が提示され、夜間レース走行は中断となります。

 

大きなクラッシュのため、車両が回収されるまでに1時間ほどかかりました。

 

戻ってきた車両を見ると、車両の右前が大きく破損していましたが、

ピットに移動し、確認したところ部品が揃えば修正できることが判明。

 

20時ころから修復をはじめ、メカニックの懸命な作業のおかげで日が変わるころには修復を完了していたとのことでした。

 

なお、高橋選手は病院に運ばれましたが、幸い大事に至らず安堵いたしました。

 

修復を手伝っていただいた他チームの方々、パーツを提供してくれた方々、様々な方々に支えられて、翌日の予選に向けて車両を修復できたことに感謝申し上げます。



Qualifying(予選日) 6/5(金)

 

予選順位はA、Bドライバーの合算タイムによりクラス内の順位が決まります。

 

C、Dドライバーについては、当該それぞれのドライバー予選の上位 3名のタイムを平均し最大 110% 以内であれば予選通過とし、予選順位(決勝レースのスターティンググリッド)には影響しません。

 

また、予選はクラスごとにグループを分け行われました。


  

12:10 ~ 12:25 Aドライバー予選 (15分間)


メカニックの懸命な修復作業のおかげで走行できるようになり、

この日を迎えることができました。

 

修復が完了してから走行を行うことができなかったため、

車両状態への不安が残るなかで迎えた予選となりました。

 

まずはAドライバー予選。

伊藤選手が担当します。

 

伊藤選手は、計 6LAP を走行。

5LAP 目に 2’05.629 を計測し、2番手 #610 の 2’05.797 から 0.168 秒差でAドライバー予選トップとなりました。

 


13:05 ~ 13:20 Bドライバー予選 (15分間)

 

Aドライバー予選でトップタイムを計測したことにより、車両には問題ないことを

確認することができました。

 

続いて、40分ほどのインターバルを挟んで Bドライバー予選が行われます。

 

緊張のなか、池田は車両に乗り込みます。

 

前夜に車両を修復してくれたメカニックの皆様、修復の為にご協力して頂いた皆様。

そしてチームの皆様の思いを胸にコースへ向かいました。

 

池田は、計 7LAP を走行。

4周目 に 2’04.810 を計測し暫定トップタイムを記録しました。

 

Aドライバー予選で車両の確認はできていましたが、念のため池田の担当の時も、いつもより燃料を多く積んでおり、車両は重い状態でした。

 

また、本人曰く、トップタイムを計測したときもミスがあり、タイヤの一番良い状態も

超えてしまっていたので念のためアタックを継続したとのことでした。

 

15 分間の予選で残り 6分程。

残り 6分間は非常に長く感じられました。

 

その後も、一度もトップの座を奪われることなく、2番手 #610 が計測した 2’04.963 から0.153秒差 の Bドライバー予選トップで終えました。



A/Bドライバー予選の合算タイムで 4’10.439 となり、2番手から 0.261秒差で ST-5R クラス、ポールポジションを獲得することができました!

 

池田としては 4輪(*2)では初めて自分で計測したタイムでポールポジションの獲得

となりました。

*2: スーパーFJ / FormulaBeat / スーパー耐久

 

これまで同クラスの #88 が 8戦連続ポールポジションを獲得していましたが、その連勝記録をストップさせる大きな快挙となりました。

 


 Final (24時間レース決勝日) 6/6(土)~ 6/7(日)

 

6/6(土) 11:05 ~ 11:50 ピットウォーク

 

ウォームアップ走行のあと、ピットウォークが開催されました。

たくさんのお客様にご来場いただきました。

 

今回もノベルティを 100部 用意しましたが、45分間 のピットウォークの時間のうち、

最初の 10分程度 で配り切ることができました。


・スポンサー様一覧

・AMEROID様ステッカー

・ヘルメットステッカー

・miseridesign様ステッカー

・ポストカード



11:05 ~ 11:50 グリッドウォーク


ST-5R クラスにおいてポールポジションを獲得しました。

クラス最前列のグリッドに車両をつけました。

 

その後、ピットウォークが開始され、こちらも多くのお客様に来ていただき、車両やドライバーの写真を多数の方々が撮られていました。



15:00 ~ 19:00 決勝レーススタート

 

定刻通り、レーススタートです。

翌日の 15時 のゴールまで、24時間の長いレースが始まります。

 

スタートはAドライバーの伊藤選手です。

 

Aドライバーには決められた最低乗車時間以上を走行しなければならない規則となっています。

 

また、木曜日にクラッシュした Fドライバー高橋選手が体調を考慮して、乗車できない可能性があるため、1人当たりの担当スティントが多くなりました。

 

池田は 1時間30分ずつ、レースの状況には左右されますが 5回のスティントを予定していました。

 

スタートから 6分 程経過したところで、緊急ピットイン。

 

ST-5Fクラス(別クラス)の FITと接触してしまい、右後輪タイヤがバースト。

直ぐに、破損したタイヤのみを交換してピットアウトしますが、これでクラス最後尾まで後退してしまいます。

 

その後、20分 ほど経過したところで、今度は上位クラスの メルセデスAMG と接触。

再び右後輪のホイールが破損してしまい、緊急ピットインします。

(メルセデスAMGにはペナルティが課せられていました)

 

タイヤ交換を行い、Aドライバーの乗車時間を消化するためにもガソリンを満タンに給油します。

 

その後、伊藤選手は ロングスティント (2時間15分 ほどを走行)をこなし、Dドライバー 山市選手に交代します。


山市選手は着実にスティントをこなし 1時間40分 ほど走行して池田に交代します。

 


19:00 ~ 21:00

 

いよいよ、24時間レース最初のスティントを担当します。

 

ここでも、トラブルが発生しました。

 

24時間 ではST-5クラスのリアに高輝度LEDのランプを設置することが義務づけられています。

 

山市選手の走行中にLEDが点灯していないと運営から指摘を受けました。

そのため、事前に準備しておいた別のLEDに交換する必要がありました。

 

池田にドライバー交代する際は通常の作業ではなく、いったん PIT内に車を収めドライバー交代を含む一通りの通常の作業と、LEDの交換作業を行ってピットアウトしました。

 

池田のスティントも終盤に差し掛かったところで、またトラブルが…

 

ガス欠症状が出たので、サブポンプのスイッチを入れようとしたところ、

夜間走行中でスイッチ位置の確認が難しかったことに加え、サブポンプにエアが噛んでいたため、上手く動作しないというトラブルが重なってしまいました。

 

ダンロップコーナーでストップしてしまい、ここで FCY が導入されます。

 

車内にはFCY導入時のモニターがあり、FCY導入時には光ります。

その光を受けてスイッチの位置もわかり、サブポンプを起動することで車を再始動することができPITに戻ってくることができました。

 

車両が止まってしまう前までは無線でその時間帯の同クラス最速のタイムを聞きながら

走行していました。

同クラスの #27 と最速タイムを更新しあいながらペース良く走行することができました。

 

 

21:00 ~ 0:00

 

続いて、Cドライバー稲垣選手に交代します。

 

しかし、1時間ほど走行したところで、エンジンブローにより緊急ピットイン

エンジンを乗せ換えることになり、作業のために 4時間ほどの時間をピットで過ごすことになってしまいました。

 


0:00 ~ 4:30

 

4時間ほどかけて、エンジンの乗せ換え作業を完了。

再び、Cドライバー稲垣選手で走行を再開します。

 

稲垣選手はトータル(修理作業除く)、2時間ほど走行し、Eドライバー 平田選手に代わります。

 

 

4:30 ~ 6:00

 

平田選手は順調に走行を重ね、再び、池田の走行時間になります。

本来であれば 3:00~4:30 の暗い時間帯を走行予定でしたが、空が明るくなりかけた時間帯から走行することになりました。

 


6:00 ~ 13:30


稲垣選手→平田選手→伊藤選手→山市選手→高橋選手とゴールに向けてバトンを繋げます。

 


13:30~ゴール

 

アンカードライバーとして池田が乗車します。

 

これまで数々のアクシデントやトラブルがありましたが、皆の思いを胸に完走を目指して走行しました。

 

雨が降るかもしれないという天気予報でしたが、スリックタイヤでピットアウトします。

残り 15分ほどで雨が強くなってきました。

 

ST-5Rクラスでもスリックからレインタイヤに交換する車両もありましたが、池田はスリックタイヤで最後まで走行を続けます。

 

そして15時。

僚友の ST-4クラス #66 谷川選手 とランデブーしながらチェッカーを受けました。



度重なるアクシデントもありましたが、2026年の富士 24時間レース を無事完走することができました。

結果は ST-5Rクラス 7位 となりました。

(ST-4クラス #66 は クラス2位となり表彰台を獲得しました)

 


木曜日の夜間練習走行や決勝中を含め、様々なアクシデントやトラブルに見舞われました。

結果としては悔しさの残るレースとなりましたが、チーム・ドライバー全員が一丸となり、リタイヤせずに 24時間レースを完走することができました。

(シリーズポイントも 11ポイントを獲得できました)

 

A

伊藤 選手

2スティント

107 LAP

B

池田 選手

3スティント

124 LAP

C

稲垣 選手

2スティント

106 LAP

D

山市 選手

2スティント

93 LAP

E

平田 選手

2スティント

90 LAP

F

ニノ高橋 選手

1スティント

17 LAP

合計:256LAP 

 

 

Next Race


次のレースは 7/4(土) 宮城県のスポーツランドSUGOで行われる「第4戦 SUGOスーパー耐久4時間レース」となります。

 

土曜日に予選/決勝を行うワンデー開催となります。

 

引き続き、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

 

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