Rd.1 SUGOスーパー耐久4時間レース
2024年4月20日
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2024年4月20日、スポーツランドSUGO(宮城県)において、「ENEOS スーパー耐久シリーズ2024」の開幕戦である「SUGOスーパー耐久4時間耐久レース」が行われました。
今回は予選と決勝を1日で行う1Day開催となりました。
レギュレーション(ルール)上、1回のピットインで給油できる燃料の量が20Lまでと決まっており、燃費との戦いにもなります。
また、今年からは使用タイヤがスリックタイヤとなります。
激戦区といわれるST-5クラスには全14台が参加)。
池田拓馬は「#65 odula TONE 制動屋 ROADSTER」を駆り、チーム「OVER DRIVE」の Dドライバーとして参戦します。
4名のドライバー(太田達也/外園秋一郎/黒沼聖那/池田拓馬)で力を合わせてST-5クラスシリーズチャンピオンを目指します。
Qualifying(予選)
ST-5クラス 4番手
まずは、A/Bドライバーの予選から始まります。
Aドライバー太田選手が 1'37"818でコースレコードを更新
Q1を上位で突破しQ2のAグループに進出します。
その後Q2-Aグループにおいて、Bドライバー外園選手が 1'38"503 をマーク。
Aドライバーとの合算タイムでST-5クラス 予選4番手を獲得しました。
なお、ポールポジションは 1'36"846 で 88号車 が獲得しました。
A/Bドライバー予選の後は、C/Dドライバーの予選となりますが、残念ながら予選の順位には関わらないタイム計測となります。
ここで、池田は10LAPのうち、6LAPを担当し1’39”667を計測しました。
Final (決勝)
ST-5クラス 2位 表彰台獲得!
12時45分、穏やかな晴天の下、 ローリングスタートにて4時間の耐久レースが始まりました。
まずは、Aドライバーの太田選手がスタートを担当。
2、7LAP目に1台ずつかわし、18LAP目にはトップに浮上!
太田選手は、後続に28秒のリードを築いてくれた状態で、51LAP目にピットイン。
池田にドライバー交代します。
この際、タイヤ交換はせずドライバー交代と給油のみでピットアウト。
その後、ピット作業の際に抜かれてしまった #27 に追いつきバトルが始まります。
が…
別クラスにて最終コーナーでクラッシュが発生!
セーフティーカー(SC)が導入されます。
SCが導入されると安全が確保されるまで低速走行で追い抜きも禁止されます。
(ピットインは可能)
本来の作戦にはありませんでしたが、このタイミングで池田はチームの指示でピットイン。
コース特性上、消耗の激しい左側のタイヤのみを新品に交換しピットアウトします。
ここで不運が・・・
ピットロード出口の信号が安全確保のため、赤信号になりピットアウトできない事態になります。
その後、ピットアウトしますがトップとは1LAP差、2位とは1分程度の差がついてしまいます。
この車を新品タイヤ、ましてや今年から始めて使用されるタイヤ。
走ったことない池田は3~4LAPくらいはタイヤの感触を確認します。
そして、ここから他車と比べて1LAP 0.5~1秒程度速いタイムで走行を始めます。
本来、50分間のスティントを担当する予定でしたが、想定外のSCによりロングスティントを担当することになりました。
チームからは給油した20L分の燃料を全部使いきるまで走るようにとの指示が飛びます。
そうして、徐々に2位と1分程度の差があったものが30秒差程度にまで縮まります。
残り担当5LAP。
ここでまたしても問題が・・・
実は、もっと想定外の事件がピットアウト時に起きていたのです。
発進時にシートが一番後ろまでスライドしてしまっていました。
走行中に修正しようとしますが、シートベルトでがっちり固定されておりレバーに手が届きません。
残り担当は5LAPでしたが、背中を痛めてしまい、悲痛な無線が入ります。
チームはピットインを指示。
ただ、その状況の中でも他車に引けを取らないタイムを刻んで39LAP走行しました。
その後、Cドライバーの黒沼選手にバトンタッチ。
タイヤを4本交換してピットアウトします。
初スティントを終え、Bドライバー外園選手がドリンクを持ってきてくださいました。
実は、池田の初スティントの走行前にも、優しくアドバイスを下さり、S耐初めての決勝走行に挑むことができました。
(走行前後で、やさしくご対応いただき、ありがとうございました!)
なお、Cドライバーはロングの2スティントを担当することに。
ここから、怒涛の追い上げが始まり、レース終盤には #17との2位争いのバトルを制して2位にポジションアップします。
そして137LAPでチェッカー。
開幕戦&池田拓馬スーパー耐久デビュー戦で2位表彰台を獲得しました!
SCなどのアクシデントもありましたが、チームの戦略の良さ、素早いピット作業、序盤の太田選手の走り、終盤の黒沼選手の追い上げ、決勝を担当することはありませんでしたが、陰でチームを支えてくださった外園選手。
チーム全体で勝ち取った表彰台でした。
池田の担当した時間帯は路面温度が高く一番きつい時間帯でタイヤも2本交換でした。
しかしながら、驚くことに4輪交換したときのベストタイムから 3/1000秒落ちというタイムで走行していたことがレース後に判明。
また、最後に2位を獲得出来るチャンスをものにできたのは、1分近くあったギャップを30秒近くまで縮めた池田の走りでもあり、チームからも評価を得ることができました。
次のレースは 5月24日~26日。
「富士SUPER TEC 24時間レース」となります。
今回のレースを通して、自信が付いとのこと。
次回は長丁場のレースになりますが、次こそは表彰台の一番上を目指して
走ります!
今後とも、応援よろしくお願いいたします。
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