Rd.3 スーパー耐久 富士 24時間レース
2025年6月16日
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2025年5月30日(金)~6月1日(日)
富士スピードウェイ(静岡県)において、国内で唯一の24時間レース 「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 第3戦 富士 24時間レース」が行われました。
5月30日(金) 予選。
5月31日(土) 15時から、 翌6月1日(日)の 15時まで、決勝レースが行われます。
昨年はチームOVERDRIVEのレギュラードライバーとして ST-5クラスの 65号車 ロードスターにて参戦しておりました。
今年も同チームから ST-4クラスの 66号車 「odula TONE MOTUL ROADSTER RF」で参戦しました。
24時間の長丁場レースであり、レギュラードライバー(猪股京介/徳升広平/藤原優汰/山市遼平)の 4選手に加え、助っ人ドライバーとして池田拓馬 と池内比悠選手 の2名を加えた 6名で戦います。
池田はDドライバーを担当します。
池田が参加する ST-4クラス に は 全9台 が参加。
6名 のドライバーで 24時間先のゴールを目指します。
Free Practice(練習日) 5/28(水)
5月8日(木)に、ここ富士スピードウェイにてスーパー耐久の公式テストがありました。
しかし、池田は FormulaBeat (JAF-F4) のレースウィークと被ってしまい参加することができませんでした。
そのため、66号車に乗るのはこの日が初めてとなりました。
チームが池田のために時間を確保していただき、この日の走行枠は 1本だけでしたが、完熟走行を行うことができました。
チームの方々には感謝申し上げます。
Free Practice(練習日) 5/29(木)
09:50~11:20 STEL占有走行 90分
14:50~16:20 STEL占有走行 90分
この日は、66号車に乗るドライバーさん達と合流し、この日も 2本の走行枠を走りました。
池田も 66号車に慣れつつ、セットアップについてのフィードバックも行っていました。
レギュラードライバーと遜色のないラップタイムも計測でき、素晴らしいしい適用力を見せることがきました。
19:00~20:00 夜間練習走行
この日は夜間の練習走行の時間もありました。
66号車のドライバー全員でこの 1時間を使って走ったため、少しの周回でしたが、池田も 1年ぶりに夜間走行を行いました。
Qualifying(予選) 5/30(金)
結果
ST-4クラス(全9台) 6番手
12:00~12:15 Aドライバー予選
12:55~13:10 Bドライバー予選
決勝のスタート位置を決める予選が始まります。
スーパー耐久では、A/Bドライバーの合算タイムで予選順位が決まります。
Aドライバー、Bドライバーの合算タイムで予選順位は決まります。
残念ながベストラップが僅かに 4輪脱輪になってしまい、当該周回タイム抹消となってしまうアクシデントもありましたがが、両ドライバーともに、計測 6周のうち 4周目に計測したタイムがベストタイムとなりました。
Aドライバー猪俣選手が 1’59”517、 Bドライバー藤原選手が1’57”367を計測。
合算では3’56”884 となり、クラストップ4.736秒差のクラス 6番手となりました。
14:05~14:20 Cドライバー予選
14:45~15:00 Dドライバー予選
A/Bドライバー予選の後は、C/Dドライバーの予選となります。
こちらは予選順位には関係なく、計測義務のみが発生する走行枠となります。
Cドライバー徳升選手は、4周計測を行い 3周目に 1’58”732 を計測。
Cドライバー予選としてはクラス5番手のタイムとなりました。
そして、Dドライバー池田選手。
5周の計測を行い4周目に 1’59”545を計測
こちらもDドライバー予選としてはクラス 5番手のタイムとなりました。
15:30~16:00 E/Fドライバー予選
続いて、E/Fドライバーの予選となります。
E/Fドライバーを登録しているチームの 全48台 が走行します。
Eドライバー池内選手は 1’59”955 を計測。
Fドライバー山市選手は 2’00”571 を計測しました。
Final(決勝) 5/31(土)
10:55~11:55 PIT Walk
前述しましたが、土曜日は25,200人と多くの方にご来場いただきました。
PIT Walkにも、たくさんの方に来ていただき、池田もファンサービスを行いました。
スポンサーしていただいている石井機械様より、企業デザインのトートバック 1つに、会社ロゴの入ったキャップを10個ほどいただきました。
それをこのPIT Walkの時間で配ろうとしたところ、開始数分で配り切ってしまいました。
また、キャップを入れていたバックがあるのですが、これも限定 1つで池田が掲げたところ、すぐになくなってしまいました。
他のチームさんもステッカー、チラシ、クリアファイルなどを配っているので、それを持ち運ぶためにトートバックは良いのかもしれません。
14:00~14:40 GRID Walk
PIT Walkの時間までは天候が持ちましたが、GRID Walkが始まる直前、強い雨が降ってきました。
このため、GRID Walkもスタート時間も遅れスタート時刻は 15:00 から 16:00 に変更となりました。
その後、傘を差すか悩む程度の雨になりGRID Walkが始まりました。
こちらも天候が悪い中たくさんのお客様に足を運んでいただきました。
24時間耐久レース 5/31(土) 15:00 ~ 6/1(日) 15:00
結果
ST-4クラス(全9台) 6位
天候不要のため、15:56 にスタート進行が行われ、16:00 にセーフティーカー(SC)先導でレーススタートとなりました。
なお、ゴール時間は翌日の15:00と変更なく、今年のレースは 23時間レースとなりました。
スタートは Cドライバーの徳升選手が担当します。
池田は、19時からの夜間走行と、翌7時からの朝方の走行が予定されていました。
35Lapを走り、徳升選手から Aドライバー 猪俣選手に交代。
ここでアクシデントが発生。
別クラスの車両に追突されてしまいます。
その後、「ギアの入りが渋くなって来た」との無線連絡が入ります。
あと、30分ほどで池田にドライバー交代する予定時間になるので準備を行います。
しかし、レース開始から 2時間 35分経過したころ、マシントラブル(ミッションブロー)のため緊急ピットイン。
修復を余儀なくされます。
ピットでは修復作業が行われるなか 20:00 から富士 24時間レース恒例の花火の打ち上げがありました。
多くのお客様、関係者の皆様がカメラ片手に見物していました。
さて、話を戻しまして 18:30 ~ 21:45頃までの 3時間 15分ほどをピットでの修復に費やし、この耐久レースを完走すべくピットアウトします。
残り時間は 17時間 15分 となります。ドライバーはDドライバー 池田が担当します。
燃料給油を 3本分(ガソリンフル満タン)給油しピットアウトしました。
池田としては未経験の長丁場のスティントになることは間違いありませんでした。
ピットアウト直後、他車のクラッシュによりセーフティーカー(以降、SCと記載 )となりました。
そこから、1時間 30分の間、SCが導入されることとなります。
残り16時間 45分を残し、SC解除となり、レース再開となりました
しかし、SC解除から10分後。
今度は霧による視界不良のため、再びSCが導入されます。
なかなか霧は晴れず、22:25 ~ 23:50の間、SCが導入されることになります。
残り15時間07分でSCが解除されレース再開。
池田は数週をレーシングスピードで走行し、そろそろピットインのタイミングになります。
すでに 0時を回り、池田は 3時間15分ほど走行しています。
しかし、またここでトラブル車両があり、フルコースイエロー(以降、FCYと記載 )と
なりました。
50km/h規制となり、ピットに入ることもできなくなります。
その後、SCとなりピットインします。
トータル 3時間30分ほどを走り切り、Eドライバーの池内選手と交代します。
もともと燃費の良いロードスター、また、燃料満タンで長時間のSC走行もあったので燃料の消費も少なく長時間のロングスティントとなりました。
池内選手と交代して30分程経過したところで、濃霧のためFCYとなります。
その後、SCに切り替わり、天候が回復しないため、レースは赤旗中断となります。
ここで、いったん翌日の走行に備えてキャンピングカーにて休むことにしました。
明朝、再び濃霧のため 4:45 ~ 7:30 の間、赤旗中断となっていました。
池田のスティントを確認したところ、池内選手の時も赤旗中断や SC/FCY の時間が長時間あったそうです。
2人合わせて 6時間以上のスティントをこなしたということで、他のドライバーで残り時間を走り切れる計算となり、ドライバー役目を終えチームのバックアップに徹することになりました。
そして、15:00
ST-Xクラスの 「#23 TKRI松永建設AMG GT3」が 572LAP を総合優勝。
66号車「odula TONE MOTUL ROADSTER RF」 は 428LAP を走り、ST-4クラス6位、 総合50位となりました。
ST-XからST-5クラスの速度差がある 60台 の車両がひしめき合うなか、接触やコースアウトが多発しペナルティを受ける車両もありました。
また、ピット作業での違反でペナルティを受けたチームもありました。
そして、夜間に複数回にわたるFCY導入(計12回)や、SCラン(計8回)がありました。
そのような中で、66号車は、僚友65号車と共にノーペナルティで走り切りることができました。
池田も、これまで未経験のロングスティントを無事に担当し、名前通り助っ人ドライバーとして無事に役目を終えることができました。
あの時点で池田に担当を任せていただき、昨年からのチーム内での信頼と実績を積み上げてきた結果だと思います。
トラブルにより成績は振るいませんでしたが、23時間を完走することができ、チェッカー後、安堵と達成感に満ちていました。
今回も良い経験をさせていただき、チームOVER DRIVE様には感謝申し上げます。
また、スポンサーである各社様にも、ご支援・ご声援いただき感謝申し上げます。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。