Rd.5 SUZUKA S耐
2024年9月28日
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2024年9月28日(土)~29日(日)
鈴鹿サーキット(三重県)において、「SUZUKA S耐」が行われました。
前戦の悔しさを晴らすため、3週間のインターバルを経て、鈴鹿に乗り込みました。
決勝レースは、5時間レースとして行われます。
今回は、ウェイトハンデとして25kgの重りを載せての参戦となります。
ランキングトップの 17号車 「DXLアラゴスタNOPRO☆MAZDA2」と、2位の 88号車「村上モータースMAZDAロードスター」より前でゴールしポイントランキングの差を縮めたいところです。
レース本戦前から練習走行を行い、他のドライバーやエンジニアからいただいたアドバイスを参考にして本戦に挑みます。
Qualifying(予選) 9/27(土)
結果
ST-5クラス(全15台) ポールポジション獲得!
Aドライバー 14 : 00~14 : 20
決勝のスタート位置を決める予選が始まります。
予選順位は A/Bドライバーの合算タイムで決まります。
まずは、Aドライバーの太田選手が出走します。
途中、他車のトラブルにより赤旗による中断がありました。
その中で 6周 を走り、2'30"622 を計測。
88号車 に 1.6秒 の差をつけて、Aドライバーのトップタイムを出します。
Bドライバー 15 : 00~15 : 20
つづいてBドライバーの外園選手が出走。
こちらも4周を走り、 2'32"029 のタイムをマーク。
合算タイムでは 5'02"651 となり、2番手88号車 5’02”748 に 0.97秒差で
今季2回目のポールポジションを獲得しました!
A/Bドライバー予選の後は、C/Dドライバーの予選となります。
今回は C/Dドライバーと別々の走行枠でのタイム計測となります。
なお、C/Dドライバーは予選の順位には関わらないタイム計測となります。
Cドライバー 16 : 10~16 : 30
新品タイヤをつけて黒沼選手がアタックします。
次の日に利用するタイヤの表面を削る作業をこの時間に担当しました。
しかしながら、2'32"878 のタイムを計測し、Cドライバーのトップタイムを計測します。
Dドライバー 16 : 40~17 : 00
池田選手の番となりました。
予定では決勝で前担当のドライバーが新品タイヤで走行し、タイヤ無交換の状態で中継ぎを担当することになっています。
そのため、池田選手はこの時間を利用して練習も兼ね中古タイヤでアタックします。
この時、サーキットの西側だけで雨が降っており難しいコンディションの中、
2'35"974 のタイムを計測し、Dドライバーで5番手のタイムを計測しました。
final (決勝)
決勝 5時間レース 11:45~16:45
結果
ST-5クラス(全15台) 優勝!!
朝、8時半ころサーキット入り。
この時点では、土砂降りの雨でした。
スタート時間の数時間前に雨は上がり、太陽も少しばかり顔を出し始めました。
しかしながら、路面はハーフウェット状態となっており、濡れているところが所々ある状況でした。
そのような状況の中、スリックタイヤにて、スタートを黒沼選手が担当します。
定刻通りにローリングスタートにより、5時間の耐久レースがスタートしました。
Aドライバーにはアマチュアドライバーを登録する規則となっていますが、
65号車 はアマチュアに該当しないドライバーが乗るため、
1回のドライビングスルーペナルティが課せられています。
2LAP目、ドライビングスルーペナルティを消化し、ST-5クラス 13番手 まで下がります。
スタートから 5分経過したところで、76号車がピットロード入り口でクラッシュ!
その後、FCYが導入されました。
FCYとは「フルコースイエロー」といい、全車50km/h制限となり、追い越しも禁止されます。
しかし、SC(セーフティーカー導入)とは違い、前後のギャップそのままで走行する義務があります(=稼いだギャップは縮まらない)
また、FCY中はピットインもできなくなってしまいます。
コースの安全が確認され、約5分後にレースが再開となりました。
黒沼選手は他車のタイムを上回るタイムで走行し、10LAP目には 11番手、15LAP目には 8番手、25LAP目には 4番手 までポジションアップします。
1時間17分が経過したとき、3番手 を走行する 27号車 に追いつきそうなところまで来ました。
鈴鹿で一番の高速コーナーである「130R」で、まさかの 27号車クラッシュ!
黒沼選手はFCYが導入されることを想定し、ピットに滑りこみます。
その直後、FCYが導入され 全車50km/h規制 となりました。
65号車 は給油だけを行い、ピットアウト。
このFCYで他車がゆっくり走っているタイミングでピット作業を済ませることができたので作業時間のロスなくコースに復帰することができました。
その後も、別クラスの 15号車 が 1コーナー先でコースアウト、6号車がストレートでタービンブローとトラブルが多発し、2回目の FCYが導入されました。
そのような荒れたレース展開の中、黒沼選手は 44LAP を走り切り、Bドライバー外園選手に交代します。
この間は、特にアクシデントもなく順調に走行をします。
そして、外園選手は 13LAP を走り切り、池田選手に交代です。
途中、別クラスの 81号車 が 130Rでクラッシュして FCYが導入されました。
その中でも、チームからの無線で安定したタイムで速いからという理由で予定よりも多い 17LAP を走行しました。
ヘアピンで別クラスの 32号車 が目の前でスピンするという、アクシデントもありましたが冷静な対処で接触することなく、池田のスティントの間は他車に一度も順位を譲ることなく走り切り、次のドライバーにバトンタッチしました。
最後は、太田選手です。
残り30分。
130Rで 81号車 がストップ。
FCYが導入されます。
FCY解除されたのは、残り時間 23分 のところでした。
前を行く、クラストップの 17号車とのギャップは9秒。
ここから太田劇場が始まります。
周回を重ね、たちまち差が縮まっていきます。
残り 5分。
17号車 の後ろにぴたりとつけ、オーバーテイクを伺います。
スーパー耐久は総合トップの車両がレース終了時間経過後に
コントロールライン(ゴールライン)を越えたらレース終了となります。
上位クラスと、下位クラスでは速度差がかなりあるので、抜かれたりした場合の位置関係でも残りの周回数が変わってしまいます。
残り3分。
シケインをサイドバイサイド(横並び)で侵入。
ストレートで少し前を先行されますが、1コーナーでオーバーテイク!
これで、クラストップに踊りでます!
残り 3LAP の出来事でした。
その後、17号車 の先行を許さず、トップでゴール!
17号車 とのギャップは 0.8秒 でした。
65号車は、チームとしても今年初優勝!
そしで、池田もスーパー耐久 初優勝となりました!
チーム一丸となって戦った結果でもありますが、
いつも応援してくれている皆様、いつも支えてくださっているスポンサーの皆様のお力添えの賜物だと思います。
この場を借りて感謝申し上げます。
シリーズランキングも、ポイント差を詰めてチャンピオン争いに加わることができました。
残り 2戦。
次のレースは 10月26日(土)~27日(日)に、岡山国際サーキットで開催される「第6戦 スーパー耐久レース in 岡山」となります。
連勝目指して走ります!
引き続き、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。